事案の概要
依頼者の方は新潟県内で事業を営んでいる法人様です。
業界の中で知られているインターネット上の掲示板があり、同掲示板に依頼者の悪評が書かれていることがわかりました。
この悪評の内容から、おおよそ投稿している者が誰であるのかは予想がつきましたが、まずはこの掲示板の投稿内容を削除申請することが先決であると考え、削除申請を検討することになりました。
弁護士の活動
悪評は同一人物と思われる者が複数回書き込んでいました。その内容も、かなり誇張されており、また、事実と異なる内容が多数含まれていました。
単に掲示板の管理者に「削除してください」という内容では説得力を欠きます。
そこで、掲示板の利用規約を読み込み、同掲示板の管理者の削除に関するポリシーを確認しました。同ポリシーによれば、事実と異なる書き込みについては削除に応じる可能性があることを確認しました。
その上で、依頼者の方から当該書き込んだ者と思われる者の情報を聞き取った上で、利用規約に沿った内容の削除依頼文書を作成し、同掲示版管理者に送付しました。
その結果、速やかに掲示板からの削除に成功しました。
担当弁護士の所感
掲示板の書き込みへの対応は掲示板管理者によって対応が異なります。また、書き込みの内容も、書き込まれた者に対して明らかにプラスのイメージをもたらさない内容であっても、直ちに削除ができるわけではないため、非常に厄介なところはあります。
本件では速やかに対応し、被害を最小限に抑えることができたと思いますので、大変よかったです。(担当弁護士 五十嵐勇)
掲載日:2024年12月3日