Q.東京の事務所の方が成長できるのでは?
A.たしかに、東京の大手事務所でしか扱いのない種類の事件もあるでしょうし、東京の事務所で勤務しても成長はできると思います。しかし、私が当事務所に入所してから、一般民事・家事事件・交通事故・相続・刑事事件・行政事件・中小企業法務等、多種多様な事件を取り扱ってきましたし、事件数も常に約100件の事件を持ってきました。
私は、東京の事務所で勤務している同期の弁護士と比較しても、多種多様な事件を多く取り扱ってきたという自負はありますので、東京の事務所の方が、地方の事務所よりも成長できるというわけではないと思います。
Q.企業法務に憧れる修習生が多いと思いますが、どのようにお考えですか?
A.当事務所でも中小企業の取扱いはありますし、どちらにしても依頼者のために働くことには変わりはありません。自分のスキルアップでお客様へ提供できるサービスの質も上がってくると思います。
Q.他の事務所との違いは何ですか?
A.多種多様な事件の取り扱いがあるというところや、早い段階から仕事を任されるところです。自主的な事件処理を尊重してくれる事務所なので、のびのびと仕事ができます。
Q.弁護士をやっていて自分に合っている点、合わない点は何ですか?
A.合っている点は、自分のペースで時間を自由にやりくりできるところです。
逆に合わない点は、依頼者の方に感情移入しすぎて辛くなることがあるところです。依頼者の方の人生を請負うので、精神的に大きなプレッシャーを感じてしまう事もあり、メンタルがきついこともありました。今は、メンタルを保つ工夫を身に付けられたので、うまくコントロールできています。
Q.修習生へ向けて、事務所選びのアドバイスをお願いします。
A.自分がその事務所で長く働けると思うところで働くのが良いと思います。職場は、人生の大部分を費やす場なので、ストレスを感じずに過ごせる事務所を探すのがお勧めです。
Q.興味のある分野、今後どういう弁護士になりたいですか?
A.興味がある分野は刑事です。刑事事件は、依頼者に対してどこまで対応するかが弁護士によって違います。結果ではなく、何をどこまでするかで差が出ます。実際に、依頼者の方のために他の弁護士がしないところまで対応していたことで、ありがたいことに紹介をうけ、たくさんの仕事をいただけています。また、手続きの中で弁護士しかできないことがあるので、そこにやりがいを感じています。事件が終了して、依頼者の方から直接感謝の言葉をいただけることもやりがいになっています。
今後は、依頼してくださったすべての方に満足していただける仕事をしていきたいです。