事案の概要
依頼者は法人で、事業を営んでいたところ、知人の紹介で知り合った法人から事業資金の融資を受けることになりました。この融資で借りた元本は返済したのですが、貸付をした相手方法人が、依頼者の事業で発生した利益の一部を利息として支払いを要求してきました。その要求方法も執拗で、また、要求する額が200万円を超え高額であったことから、弊所に相談をし、対応を依頼しました。
弁護士法人美咲の活動
依頼者から事情を詳細に確認したところ、相手方が利息として主張している内容に法的根拠がないということを確認しました。また、相手方の利息と主張している内容が「利息」と呼べるものであったと仮定しても、利息制限法を超過する違法な利率であることがわかりました。
そこで、弊所から内容証明郵便の方法で、支払いを一切行わないということを通知しました。
相手方法人から弊所に電話があり、実在する弁護士の名を挙げて支払いを求めてきましたが、弊所は支払いには一切応じない、支払いを求めたいのであれば訴訟提起したらよいと、毅然と対応しました。
その結果、相手方からの連絡はなくなりました。
担当弁護士の所感
相手方からの法的根拠のない、むしろ違法な金銭請求を全額退けることができました。依頼者の方も安心していただけたとのことで、嬉しく思います。(担当弁護士 五十嵐勇)
掲載日2025年12月22日