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Q.弁護士という職業を選んだ理由を教えてください。
A.社会的貢献とある程度高水準の収入とを両立できる数少ない職業であることから、弁護士という職業に魅力を感じました。
初めて弁護士という職業に興味を持ったのは小学生の頃で、友人が将来の夢は弁護士と言っていたことがきっかけでした。本格的に弁護士になることを意識するようになったのは、高校3年生の受験の時期で、当時、司法試験合格者が多かった大学の法学部へ進学しました。
Q.弁護士を目指すきっかけになったエピソードがあれば教えてください。
A.学生時代に働いていたアルバイト先の店長から顧問弁護士を紹介してもらい、その方から優しくいろんなことを教わり、とても魅力的に感じたことが弁護士を目指すきっかけになりました。
Q.なぜ新潟で弁護士をしようと思ったのですか?
A.私は、東京出身でしたが、修習地を選択する際、その地で弁護士としてのキャリアをスタートする可能性を意識して、修習地を選択しました。選択の際には、都市部にこだわらず、弁護士として多くの受任が期待できるか否か、実家である東京とのアクセス等を判断要素として、新潟を修習地の希望の一つとして選びました。
次に、修習で新潟にきて1年過ごしてみて、新潟の生活の豊かさに非常に強く惹かれました。はじめは、新潟=豪雪地帯というイメージが強かったですが、実際に暮らしてみて、市内であれば積雪は東京都内とそれほど大きく違いは感じませんでしたし、何より食べ物が美味しく、お酒も美味しいです。適度に都会、適度に田舎で、東京へのアクセスも良く、生活するには非常に快適な環境だと感じました。
新潟での生活は、通勤ラッシュとは無縁の生活を送ることができますし、住宅事情等も含めた生活環境と併せて、いわゆるQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の高さを実感しました。
他方、仕事に関しても、都市部と比較して、新潟は人口あたりの弁護士数が少なく、先輩弁護士からの話を聞いても、仕事面でも多くの受任が期待できるという確信がありました。
このように、生活面でも仕事面でも、都心部と比較して好条件が揃っていると感じ、新潟で弁護士としてのキャリアをスタートしようと決めまし
た。
Q.東京の事務所の方が成長できるのでは?
A.たしかに、東京の大手事務所でしか扱いのない種類の事件もあるでしょうし、東京の事務所で勤務しても成長はできると思います。しかし、私が当事務所に入所してから、一般民事・家事事件・交通事故・相続・刑事事件・行政事件・中小企業法務等、多種多様な事件を取り扱ってきましたし、事件数も常に約100件の事件を持ってきました。
私は、東京の事務所で勤務している同期の弁護士と比較しても、多種多様な事件を多く取り扱ってきたという自負はありますので、東京の事務所の方が、地方の事務所よりも成長できるというわけではないと思います。
Q.企業法務に憧れる修習生が多いと思いますが、どのようにお考えですか?
A.当事務所でも中小企業の取扱いはありますし、どちらにしても依頼者のために働くことには変わりはありません。自分のスキルアップでお客様へ提供できるサービスの質も上がってくると思います。
Q.他の事務所との違いは何ですか?
A.多種多様な事件の取り扱いがあるというところや、早い段階から仕事を任されるところです。自主的な事件処理を尊重してくれる事務所なので、のびのびと仕事ができます。
Q.弁護士をやっていて自分に合っている点、合わない点は何ですか?
A.合っている点は、自分のペースで時間を自由にやりくりできるところです。
逆に合わない点は、依頼者の方に感情移入しすぎて辛くなることがあるところです。依頼者の方の人生を請負うので、精神的に大きなプレッシャーを感じてしまう事もあり、メンタルがきついこともありました。今は、メンタルを保つ工夫を身に付けられたので、うまくコントロールできています。
Q.修習生へ向けて、事務所選びのアドバイスをお願いします。
A.自分がその事務所で長く働けると思うところで働くのが良いと思います。職場は、人生の大部分を費やす場なので、ストレスを感じずに過ごせる事務所を探すのがお勧めです。
Q.興味のある分野、今後どういう弁護士になりたいですか?
A.興味がある分野は刑事です。刑事事件は、依頼者に対してどこまで対応するかが弁護士によって違います。結果ではなく、何をどこまでするかで差が出ます。実際に、依頼者の方のために他の弁護士がしないところまで対応していたことで、ありがたいことに紹介をうけ、たくさんの仕事をいただけています。また、手続きの中で弁護士しかできないことがあるので、そこにやりがいを感じています。事件が終了して、依頼者の方から直接感謝の言葉をいただけることもやりがいになっています。
今後は、依頼してくださったすべての方に満足していただける仕事をしていきたいです。